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ぱぱおぶにい

Author:ぱぱおぶにい
こんにちわ。落ちこぼれイクメンの「にいパパ」です。

最近、家庭内の地位の向上を目指し、娘の寝付かせの際に、いろんなお話をしています。そんなお話の忘備録をつけようとはじめました(笑)。もしご興味があれば、最初から読んでいただくと話がつながるように作るつもりです。毎週水曜日の更新めざします!!。

全国のパパさん、一緒に地位向上にむけてがんばりましょう―。

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エドシティを騒がすネズミン小僧(1)

2015.07.22 20:05|はじまりの冒険
僕と娘はいっしょに愛犬の散歩に出ていたんだ。

うちの子はトイプードルなんで、小さいのにやたらと運動量が必要で、散歩の時間は最低でも1時間。なもんで、しりとりとか、なぞなぞしながら、てくてく歩くのがお決まりのコースなんだよね。

でも、今日は様子が違ってた。散歩はじまって、彼女の第一声。
「ねーねー、お話しして!!。」
たしかに、散歩の間だと、寝る前よりもたくさんお話できちゃうよね。ふむ、よく気づきましたな、おぬし(笑)。


「あ、うんちしてるよ。」
愛犬のお尻のアナがみるみる大きくなって、プリプリとし始めた。おっと、オトシモノは回収しなきゃね。

僕が、うんちを袋につめる間、娘がちゃんと、愛犬のリードを持ってくれたんだ。「お、助かるなあ。」と思ってたら、
「ねーー、ちゃんと、お散歩手伝ってるんだから、おーーはーーなーーしーー。」
って、2度目の督促(笑)。わかったわかった、ギブアンドテイクってことね(笑)。

「うーん、こないだの話の続きまだ考えてないからなあ。。。」
「じゃあ、今日は、違うお話してよ。」
「そうだねえ、、、、あ、和風テイストとかどう?」
「和風???うーん、、、、」
しばし、娘は考えてたんだけど、「ま、いいや、それで。」って。おお、即断即決(笑)。

ということで、僕の頭は和風テイストのお話をつくるべく回転し始めた。

そのころ、一人の怪盗がエドシティを騒がせていました。私腹を肥やしている役人や、悪徳商人の蔵を破っては、小判をどっさり町のいたるところでバラまいたので、町の人々からは人気がありました。また
『ネズミンからみなさんにプレゼントでチュウ』という犯行声明が書かれた紙が、空からたくさんばらまかれたので、いつしか、「ネズミン小僧」と呼ばれるようになりました。

僕が、『チュウ』ってとこを、タコさんの口の形をして言ったので、
「チュウ??(笑)。いいねーそれ。いただきまちゅー」
って、娘も繰り返した。どうやら、お気に召したようで(笑)。


ネズミン小僧は、いままでどこの蔵をやぶるときも、決して人を傷つけることがありませんでした。それも町の人たちに人気がある理由でした。

「そうか、ネズミン小僧はいい人なんだ。」
「そうそう、義賊ってやつだね。」
「ギゾク?。あ、知ってるこの間、国語の練習問題に載ってたよ。いい盗賊のことをいうんでしょ?」
おお、ずいぶん、難しい問題を解いてるんだなとちょっと僕はびっくりした。


ただ、少し前のことです。大変えらい役人が、殺されるという事件がありました。そしてその役人の蔵が破られ、小判と、いつものように
『ネズミンがみなさんにかわって、成敗したでチュウ。』という犯行声明がばらまかれました。

「ええ!?ひとごろししちゃったの?。わるい人じゃないか!!。」
「そうだねえ、ひとごろしは悪いことだねえ。」
「うんうん、絶対よくない。」
ベタ展開かなとおもったけど、娘の素直な反応に僕は安心した。いいのだ、ベタで。これは娘のための童話なのだから(笑)。


「上役はそういうけどさ、でもね、俺は今回の事件は、あいつがやったとは思えないんだよ。」
馴染みの料理屋で酒を飲んで独りグチを言っている男の人がいました。歳のころはちょうど30、名前は新之助、この町の同心です。今日は非番で、早い時間から飲んでるので、もうお銚子が、3本も空いています。

「お酒のみだねー。グチいうところなんて、まんまパパじゃん。」
娘のつっこみに、僕はニヤッとかえす。


「あらあら、新さん今日はお一人なのに、また随分すすんじゃったねえ。」
店の奥のほうから若女将が出てきました。『おふうさん』と呼ばれるその人は、若くてとても美人で、またテキパキとってもよく働いたので、この料理屋の看板女将でありました。
「おう、おふうさん、聞いとくれよ。」
そう言って、新之助は、女将にお銚子を勧めました。新之助は、あまり人にからまない飲み方をする性質だったので、「おや?」っと女将は思いました。(こりゃ聞いてあげないとねえ)という顔をして、女将はお店の人に、パパッと指示を出すと、
「そうねえ、今日はもう、だいたい一段落ついたから、つきあってあげるよ。」
と、新之助が勧めてきたお酒をお猪口ではなく、なんと、お碗で受けました。そして、なみなみと注がれたお酒を、「プファー」といって、一気に飲み干しました。こういうキップのいいところも、この店と若女将の人気の秘密のようです。

「うわー、お酒つよいねー。パパよりつよいんじゃないの??。まんま、ママじゃん(笑)。」
「しぃーーー、そんなこと、ママの前で言ったら、怒られるよ(笑)。」
「うんうん、こんなこと言ったのヒミツにしてよねえ(笑)。」


「おおう、さすがだねえ、おふうさん。」
一瞬あっけにとられた新之助でしたが、女将の粋のいい飲みっぷりに嬉しくなりました。
「で、何があったんだい?。聞かせておくれよ。『あいつじゃない』みたいなことをさっきからずっと言ってるけど。」
「おう、ネズミン小僧のことなんだがな。。。。」、と新之助は話を始めました。

それは、今から6年前、ちょうどネズミン小僧がエドシティを騒がし始めて、数年経ったころのことです。そのころ、新之助は同心になって3年、そろそろ、大きな手柄が欲しいころでした。となると、自然と注目される怪盗に熱心になるのは仕方のないことで。

月のない、まあ、盗みにはなかなかよさげな晩でした。ネズミン小僧を追いかけ始めて何度もその現場にかけつけるたび、新之助は、『今日は出やがる』となんとなく勘で判るようになっていました。そして、そういう勘がするときは、ぷらぷらと市中を歩くことにしていました。『よ、元気かい?』と、市中のみなに声をかけ、耳だけは遠くの音を拾えるように、シンと静かに冷やしておりました。「御用だ!御用だ!」その掛け声を聞いて、どこでも駆けつけられるようにするためです。

いろんな大名の武家屋敷が並んだ通りを歩いてたとき、その予感があたりました。その通りは、幅8メートルくらいで、両側にとても大きな武家屋敷がいくつも軒を連ねていて、新之助が歩いている前方200メートル先で右に曲がっていました。そして、その角のほうから「御用だ!御用だ!」という、例の声が聞こえてきたのです。

「出やがった!」、新之助は立ち止まって、両目を閉じさらに耳を澄ませました。実は新之助、昔から耳がよく、またその音を頼りに頭の中で鳥瞰図が描ける、つまり自分の斜め上のほうから周りを見るような感覚を得ることができる、そんな特技がありました。

「あれ?それって超能力じゃない?」
「ん?そうかもねえ(笑)。」
「どんどん、つづけてつづけて。」


「居やがった!!。」
新之助は、武家屋敷の屋根の上を移動する何者かを感じとりました。その何者かは、すごいスピードでやってきて、音もたてずに止まりました。頭上15メートル、後方4時の方角、ちょうど右手の武家屋敷の屋根の上です。
「あらよっと。」
新之助は幼いころよりエドシティに住んでいて、火消の棟梁に屋根の上り方や、その上での移動方法を習っていました。まるで猿のようにするすると屋根に上ると、(あそこだな。)と、先ほどの何者かが立ち止まった位置を確認して、それより10メートルほど離れたところで息を潜めました。

その何者かはスッっと立ち上がると、通りのほうを見ていました。背がすらりとしていてとても細く、ネコ科の動物のような印象を受けます。
(ありゃあ、、ネズミというより、まるで猫、、、、、いや、豹だ)
それが新之助がネズミン小僧を初めて見たときの印象でした。

下の通りでは、御用聞き達が『御用だ御用だ!』とそこらじゅう走り回っています。それを見ていたネズミン小僧は、懐からスッとなにか取り出しました。それは竹とんぼに似ていましたが、ゼンマイや歯車などがたくさん付いていました。ネズミン小僧は、その風変わりな竹とんぼに、くす玉のようなものを2個つけて、羽をふっと回しました。するとブーンと蠅の羽音のような音がして、竹とんぼはふわりと浮かびあがりました。飛んでいかずとどまっているのは、竹とんぼから伸びている透明な糸をネズミン小僧がキュッと握っているためです。

ネズミン小僧は、新之助が歩いてきた方角へ竹とんぼを向けると、パッと糸を離しました。すると、すーっと竹とんぼは音も無く飛んでいき、100メートルくらいいったところで、1個目のクス玉を落としました。

「わかった、バクダンおとすんでしょ!?」
「さあ、どうかなあ。」


クス玉はひゅーんと落ちていきましたが、途中でパカッと割れて、中から非常に割れやすく音がしやすいもの、風鈴とか薄いお皿がたくさん出てきました。ガラガラガッシャーンと、それらが地面に当たる大きな音が、新之助にも聞こえてきました。少し経って2個目のクス玉の音も聞こえてきました。
「あっちだ!!!。」
御用聞きたちは、まんまとひっかかり、『御用だ!!御用だ!!』と、掛け声をあげながら、みんな行ってしまいました。

「御用だ!御用だ!じゃねえ!!どこいってんだよ(苦笑)。」、新之助は御用聞きたちを少し呆れて見送りました。運のいいことにネズミン小僧は新之助に気づいてないようで、彼に背を向けて立っています。新之助は、ここぞとばかりにネズミン小僧に突進しました。
「神妙にお縄につけい!このネズミやろお!!」
一気に距離をつめ、ネズミン小僧の肩に背後から手をかけた刹那、ふわりと自分の体が浮いているのを新之助は感じました。ひらりとかわされて、突き出した腕を持たれ、そのまま投げられたのです。
「うわぁああああ!!!」
新之助は勢い余って屋根の端まで転がっていき、落ちそうになりました。が、落ちる瞬間に身を返して、梁の部分につかまりました。さすが猿の動きです。

「おさるさんだねえ(笑)」
おさるっていう言葉どうも、ツボにはまったみたい。


「・・・・」
ネズミン小僧は、何も言わずに新之助のほうを伺っていましたが、やがて竹とんぼと違う方向に音もなく駆け出しました。ものすごいスピードです。新之助は梁にぶら下がっていましたが、
「こなくそ!」
っと勢いをつけて屋根に上がると、ネズミン小僧を再び追いかけ始めました。ネズミン小僧が駆ける音は普通の人にはまったく聞こえないのですが、彼の耳はかすかに捕らえていました。

「ねね、もしかして、ネズミン小僧って、新之助が屋根から落ちるのを心配しててみてたの??」
「お、いいところに気がついたね。」
「わかった、新之助がネズミン小僧をかばうのって、それが理由なんでしょ!!」
「さあて、どうでしょ(笑)。」
僕と娘と愛犬は、水辺公園に差し掛かった。ここは丁度、散歩コースの真ん中なんだよね。
愛犬に水をあげて少し休憩を取ったあと、
「ねーねーつづきは???」
「えっとね。。。」
ぼくは、そういって後半のお話しをし始めた。


づづく。






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